よくきたね こんな遠いところまで
こんなに かかとをすり減らして
頑張ったよね みんな知っているんだ
もう 泣いたっていいんだよ
つい 人のことばかり気にかけてしまうんだ
誰も見てないけど
ここが目的地なのかとか 道草なのか なんてねえ
考えちゃうよ
目的地があるのかさえわからないけれど
何をそんなに怖がっているの
君は大丈夫
空にある星の数だけだって言ってあげるよ
よくきたね こんな遠いところまで
こんなに躰をすり減らして
疲れただろう? 今日はおやすみ
明日お日さまが登ったら
また 歩けばいいんだよ
いつも笑ってる人 怒ってる人
まっすぐな人 不器用な人
みんな一生懸命で 道はまだ長い
長いのかも続くのかもわからないけど
誰かの背中を追って歩けたなら
そうじゃなくて 誰かの背中になれたなら
よくきたね こんな遠いところまで
こんなに躰をすり減らして
寒かっただろう 今日はおやすみ
お布団の代わりに あたためるよ
まだまだ旅の途中
立ち止まっている暇はないんだろう
でも いいんだよ いいんだよ
よくきたね ほら振り向いてごらんよ
きみの歩いた足跡だよ
こんなに歩いてきたんだよ
全部 愛していいんだよ
よくきたね こんな遠いところまで
色々すり減ったけど さあ
お日さまが昇ったよ
靴紐をキュッと結んで
歩いてくよ
何もできないけど 手を繋いでくよ